「韓国のゴダール」とも評される実力派監督、ホン・サンスの最新作『アバンチュールはパリで』が、シネカノン有楽町2丁目にて10月より公開される。
本作は、妻をソウルに残し1人パリを訪れた画家のソンナムと、太陽のようにはつらつとした魅力を放つ画学生ユジョンとの恋の駆け引きを描いたロマンスコメディだ。全編ほぼパリでのロケ撮影を敢行し、滅多に撮影の許可が下りないオルセー美術館での、クールベの名画「世界の起源」を鑑賞するシーンなど、見どころ満載の内容となっている。
監督は、フランスをはじめヨーロッパ各国で「韓国のゴダール」「エリック・ロメールの従弟」などと評され、絶大な支持を受ける奇才ホン・サンス。恋愛における男女の心の動きを絶妙の会話劇で見せるのが持ち味だ。本作は2008年のベルリン国際映画祭に出品され、各国メディアから絶賛を浴びた。
ウィットに富んだチャーミングな傑作に触れ、しばし日常を忘れて冒険的な恋愛を味わってみたいところだ。
『アバンチュールはパリで』
2009年10月、シネカノン有楽町2丁目にてロードショー
脚本・監督:ホン・サンス
キャスト:
キム・ヨンホ
パク・ウネ
ファン・スジョン
イ・ソンギュン
キ・ジュボン