マギー・チャンが全会一致でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した感動作『クリーン』が、8月29日(土)よりシアターイメージフォーラムにて公開される。
歌手として成功することを夢見るエミリー(マギー・チャン)は、ある日突然、ロックスターとして名を馳せてきた夫のリーをドラッグの過剰摂取で亡くしてしまう。一部の人間は事故を防げなかったエミリーを責め、彼らの間に生まれた幼い息子も、義父のもとに預けられてしまう。愛する人を失った悲しみに流されそうになる彼女だったが、もう一度息子のために人生をやり直すことを決心する。
監督は、マギー・チャンの元夫であり、映画『レディ アサシン』、『夏時間の庭』、音楽ドキュメンタリー『NOISE』などを手掛けた、今最も注目すべきフランス人監督のオリヴィエ・アサイヤス。撮影には、ショーン・ペン監督『イントゥ・ザ・ワイルド』のエリック・ゴーティエ、音楽に『トレインスポッティング』のブライアン・イーノを迎えるなど、スタッフにも実力派が揃う。
監督が「誰でも変わることができる、クリーンになれる」という意味を込めたと語る本作は、人生への深い洞察にもとづいた骨太の人間ドラマに仕上がっている。ミス香港の経歴を持つマギー・チャンの、観る者の胸を震わせる美しい表情を、しっかりと見届けておきたい。
※作品タイトルに一部誤りがございました。訂正してお詫びいたします。
『クリーン』
2009年8月29日(土)よりシアターイメージフォーラムにてロードショー
監督:オリヴィエ・アサイヤス
撮影:エリック・ゴーティエ
音楽:ブライアン・イーノ
キャスト:
マギー・チャン
ニック・ノルティ
ベアトリス・ダル
ジャンヌ・バリバール
配給:トランスフォーマー
(画像:©2004 - Rectangle Productions / Leap Films / 1551264 Ontario Inc / Arte France Cinema)