漫画家・西原理恵子の『パーマネント野ばら』が、菅野美穂主演で実写映画されることが明らかになった。監督は映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八。
『パーマネント野ばら』は、娘を連れて故郷にもどった女性・なおこを中心に、西原が得意とする「えげつなさ」を交えながらも、おとなの女の恋心を明るさと繊細に描いた物語。なお、タイトルの「パーマネント野ばら」とは、村の女性たちのパンチパーマを一手に引き受けるパーマ店の名前のこと。キャストは菅野の恋人役に江口洋介、同級生を小池栄子と池脇千鶴が演じる。
映画化について西原は「女はいくつになっても、恋をします。お母さんになっても、おばさんになっても「ガールズ・トーク」をやめられません。どんなにもっともない恋でも、しないよりはまし―。そんな痛くて切ない、おばちゃんの恋心を描いたのが、この『パーマネント野ばら』です。そういった意味では、今の自分に一番近い物語で、等身大の作品と言えます。それが映画化されること、素直に喜んでいます。しかもロケ地は、私の地元高知県の宿毛。県内で一番きれいな港で、菅野さんをはじめとする、すてきな女優さんたちがどんな女の物語を描くか、楽しみにしています」とコメントしている。
クランクインは9月2日を予定しており、10月上旬にクランクアップ。公開は2010年5月を予定している。
『パーマネント野ばら』
2010年5月公開予定
監督:吉田大八
脚本:奥寺佐渡子
原作:西原理恵子『パーマネント野ばら』(新潮社刊)
キャスト:
菅野美穂
江口洋介
小池栄子
池脇千鶴
宇崎竜童
夏木マリ
配給:ショウゲート