天使のようなあどけない笑顔をふりまく1人の少女をめぐるサスペンスホラー映画『エスター』が、10月10日から渋谷東急ほか全国ロードショーされる。
ケイトとジョンのコールマン夫妻は、3人目の子供を死産してしまった悲劇を乗り越えるべく養子を迎えることになった。家族として新しく加わったのは、絵と歌が上手で頭も良く、首と手首のリボンは絶対にはずさない少女・エスター。
しかし、エスターが幸せを運んできてくれると信じたコールマン夫妻の周囲で、不幸な出来事が起こりはじめる。何者かに突き飛ばされて重傷を負った少女、見るも無残な姿で発見されるシスター、夫妻の実の娘が乗せられた車が大事故寸前に追い込まれるなど、次々に起こる事件の傍らには、いつもエスターの姿があった。エスターの本性に気づいたケイトは、家族の身を守るために周囲に警告をするが信じてもらうことができない。そして、ついに天使のような彼女の正体を暴く1本の電話が鳴った。
監督は『蝋人形の館』のハウメ・コジェ=セラ。妻・ケイトを『ディパーテッド』のベラ・ファーミガ、夫・ジョンを『フライトプラン』のピーター・サースガードが演じる。そして一度見たら忘れられない強烈なキャラクター・エスターを、イザベル・ファーマンが見事に表現している。
典型的なホラー映画とは異なる、複雑な心理ドラマも盛り込んだ新たな悲劇が幕を開ける。エスターの正体に劇場で驚愕してほしい。
『エスター』
2009年10月10日(土)より渋谷東急ほか全国ロードショー
監督:ジャウム・コレット=セラ
原案:アレックス・メイス
キャスト:
ベラ・ファーミガ
ピーター・サースガード
イザベル・ファーマン
CCH・パウンダー
ジミー・ベネット
アリアーナ・エンジニア
配給:ワーナー・ブラザース映画
(画像:©DARK CASTLE HOLDINGS LLC)