国際映画祭の最高峰のひとつとして知られる『モントリオール世界映画祭』。今回で33回目を迎える同映画祭の最優秀監督賞を、映画『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の根岸吉太郎監督が受賞した。
同作は、太宰治の小説を映画化したもの。酒飲みで多額の借金をし、浮気を繰り返すなど放蕩の限りを尽くすが、小説家として秀でた才能と何故か憎めない魅力を持つ男・大谷(浅野忠信)と、しなやかな日本女性としての魅力を持つ、その妻・佐知(松たか子)の愛を描いた物語だ。
昨年の同映画祭では、滝田洋二郎監督の『おくりびと』がグランプリを受賞。今年は、奥田監督が審査員を務めていた。『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の公開は10月10日からとなる。
『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』
2009年10月10日(土)全国東宝系ロードショー
監督:根岸吉太郎
脚本:田中陽造
原作:太宰治『ヴィヨンの妻』
キャスト:
松たか子
浅野忠信
室井滋
伊武雅刀
光石研
山本未來
鈴木卓爾
小林麻子
信太昌之
新井浩文
広末涼子
妻夫木聡
堤真一
配給:東宝
(画像:©2009 フジテレビジョン パパドゥ 新潮社 日本映画衛星放送)