『UNLOVED』『接吻』などの映画監督で、立教大学教授の万田邦敏の歩みを振り返る特集上映会『万田邦敏の“可視の100と不可視の100”』が、11月5日(木)から11月7日(土)の3日間、御茶ノ水のアテネ・フランセ文化センターで開催される。
同イベントは、万田の初映画批評集『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』(発行:港の人)の刊行記念として行われるもの。伝説の8ミリ作品や『夫婦刑事』シリーズなど、全16作品を一挙に上映する。1977年の『西風』から最新オムニバス作品『葉子の結婚』まで、四半世紀にわたる万田監督の創作の軌跡を辿ることができる。
3日間の特集上映では毎日トークショーが開催され、ゲストに蓮實重彦、藤井仁子、黒沢清など、現代の映画を語る上で欠かせない豪華なメンバーが刺激的なセッションを行う予定だ。映画の可能性を押し拡げてきた万田作品の、全貌を知る絶好のチャンスとなっている。
『万田邦敏の“可視の100と不可視の100”』
2009年11月5日(木)~7日(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター
料金:一般 1回券1,200円 2回券2,000円 アテネ・フランセ文化センター会員1回券800円
※万田邦敏著『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』を持参の方は、アテネ・フランセ文化センター会員料金で入場可能
『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』
2009年10月下旬発売
著者:万田邦敏
価格:2,700円
発行:港の人
(画像上から:『西風』、『四つかぞえろ』、『×4』、『夜の足跡』)