実在したフランスの犯罪王ジャック・メスリーヌを描いた映画『ジャック・メスリーヌ』が、今年11月から全国で公開される。
ジャック・メスリーヌとは、1960年代から1970年代に大陸を股にかけて「社会の敵No.1」と呼ばれた男。銀行や金持ちからのみ金を奪い、友との絆を大切にし、裏切り者には容赦ない報復を与えながら女には限りのない愛を注ぐ。危険な人物であることは間違いないが、そのあまりにロマンティストな人柄と漫画のような大胆な犯行で、全世界の注目を集めたことで知られている。
同作は、1959年以降の若きメスリーヌによる強盗と逃亡、投獄。そして脅威の脱出劇を描いたノワール編、フランスに舞い戻り強盗、誘拐、脱獄を繰り返したのち1979年11月、パリで数十人の警官に囲まれ、21発の銃弾に倒れるまでの人生を描いたルージュ編の2部構成となっている。
監督はジャン=フランソワ・リシェ、メスリーヌをヴァンサン・カッセルが演じる。32回の銀行強盗と4回の脱獄という信じられない犯罪を巻き起こした男の人生が再び蘇るだろう。
『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part.1 ノワール編』
2009年11月、TOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
脚本:アブデル・ラウフ・ダブリ、ジャック・メスリーヌ
キャスト:
ヴァンサン・カッセル
セシル・ド・フランス
ジェラール・ドパルデュー
『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part.2 ルージュ編』
2009年11月、TOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
脚本:アブデル・ラウフ・ダブリ、ジャック・メスリーヌ
キャスト:
ヴァンサン・カッセル
リュディヴィーヌ・サニエ
マチュー・アマルリック
オリヴィエ・グルメ
(画像上:©2008 LA PETITE REINE M6 FILMS REMSTAR NOVO RPI、画像中・下:©2008 LA PETITE REINE M6 FILMS)