年間6500万人以上が利用する国内最大級の空港・羽田を舞台に、大規模なアートエキシビション『空気の港』~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~が、10月9日(金)より開催される。
本展では、映像や音声を効果的に用いた動的なコミュニケーションや、インタラクティブ性、リアルタイム性をあわせもった「デジタルパブリックアート」の基礎技術となる研究成果を披露。東京大学の4つの研究室とアーティスト鈴木康広が、互いに知恵と技術を駆使して作り上げた作品たちを楽しむことができる。
展示内容は、空気の存在に改めて気づく「空気の人」や、視覚の残像効果を利用したLEDの作品「出発の星座」、CO2濃度で人の活動量を量る「呼吸する空港」、離着陸する飛行機を「鳥」として表現した映像インスタレーション「木陰のスクリーン」など、空港を存分に利用した視覚・聴覚・触覚を楽しませる作品が約20点用意されている。
人々の行き交うターミナルが「空気の港」へ変容し、未来のメディアやパブリックアート、情報技術やコミュニケーションを考える機会として一躍かってくれそうだ。
Digital Public Art in Haneda Airport
『空気の港』~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~
2009年10月9日(金)~11月3日(火)
会場:羽田空港第1、第2旅客ターミナル
時間:10:00~19:00
料金:無料
主催:東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト、日本空港ビルデング株式会社
関連イベント
デジタルパブリックアートシンポジウム
2009年10月30日(金)
(画像上:「空気の人」Aerial Being 写真クレジット:森本美絵(mie morimoto)、画像下:「出発の星座」Constellation of Departure)