テリー・ギリアム最新作『Dr.パルナサスの鏡』、ヒースの死を乗り越え豪華3俳優の代役で完成

ヒース・レジャーの遺作となった『Dr.パルナサスの鏡』が、2010年1月より全国で公開される。

同映画は、映像の魔術師テリー・ギリアム監督が仕掛けた壮大なエンタテインメント映画として撮影段階から注目を集めていたが、主演のヒース・レジャーの急逝により一時は完成が危ぶまれていた作品。しかし、彼と親交のあったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が、撮影途中だったヒースが演じる役「トニー」を演じ分けることで遂に完成し、公開に至った。

舞台は2007年のロンドン。劇場仕立ての馬車で巡業をする旅芸人一座の座長・パルナッサス博士(クリストファー・プラマー)は、自らの不死を得る代償として大切な娘ヴァレンティナ(リリー・コール)を差し出す契約を悪魔(トム・ウェイツ)と交わす。その期限が迫る中、謎の青年トニー(ヒース・レジャー)が一座に加わったことにより、事態は思いがけない方向へ導かれていくファンタジー。

一座の出し物である「イマジナリウム」とは、魔法の鏡を通して向こうにある想像上の世界を体験できるというもの。ぜひ『Dr.パルナサスの鏡』を通してテリー・ギリアムのファンタスティックな世界観を覗いてみてほしい。

『Dr.パルナサスの鏡』

2010年1月よりTOHOシネマズ、有楽座ほか全国ロードショー
監督:テリー・ギリアム
キャスト:
ヒース・レジャー
クリストファー・プラマー
リリー・コール、ヴァーン・トロイヤー
アンドリュー・ガーフィールド
トム・ウェイツ
ジョニー・デップ
ジュード・ロウ
コリン・ファレル

配給:ショウゲート

(画像:©2009 Imaginarium Films, Inc. All Rights Reserved. (c)2009 Parnassus Productions Inc. All Rights Reserved)

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