19歳の現役学生・佐山もえみが監督を務めた映画『14才のハラワタ』が、下北沢トリウッドにて公開中だ。
主人公は、自らのことを「ハラワタ」と呼ぶ14歳、原田ワタル。ボサボサの頭、シワシワの制服で過ごすマイペースな女の子だ。成績を競いあうクラスメート、仲の芳しくない両親、イタズラ好きな友人の弟など、彼女を周りを取り囲む人々が、みんなそれぞれ違うこと、そんな当たり前のことを受け止めてハラワタは日々を過ごしてゆく。
本作は、短編映画館トリウッドと専門学校東京ビジュアルアーツが「学生による商業映画製作」というコンセプトのもと立ち上げたプロジェクトの第4弾。企画から制作、そして宣伝まで全てを学生がスタッフとして担当し、ただ才能を発掘するだけではなく、映画製作に対しての「覚悟」の育成を目指している。
オフィシャルブログでは、監督自らが街頭でビラ配りをする模様が公開されているほか、『インスタント沼』の三木聡監督は「『14才のハラワタ』は瑞々しくも、痛々しい映画である。痛々しいのは見てる私が痛々しいと言うことに決まっている。気がつけばハラワタを出す映画ばかり躍起になって作っている私。「14才のハラワタ」の主人公にハラワタは隠すモノだと教えられてしまった。汗出ました。」と熱いコメントも寄せられている。
『14才のハラワタ』
2009年10月17日(土)より、下北沢トリウッドにてロードショー
監督・脚本:佐山もえみ
音楽:関島岳郎(「栗コーダーカルテット」他)
キャスト:
長野レイナ
水嶋瑞希
五十嵐令子
武田勝斗
池上幸平
橘ゆかり
大家由祐子
松田洋治
料金:一般1,000円 学生900円 前売800円
配給:トリウッド