医科学をアートで表現、ダ・ヴィンチの解剖図やダミアン・ハーストなど約180点を紹介

医学と芸術、科学と美を総合的なビジョンの中で捉えた展覧会『医学と芸術展:生いのち命 と愛の未来を探る ~ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト』が、11月28日から森美術館にて開催される。

太古の時代から自らの身体のメカニズムを探求しながら、その知識をもとに病気や怪我を克服し、死に抗い、長寿を保つ方法を模索している人間達。またその一方で、自らの姿を、理想の美を体現する場のひとつとしながら、古くから美しい身体を描くことを試みている。科学と芸術が出会い、またそこから違う世界へ出発する結節点が「身体」であったと位置づけているといえるだろう。

同展は、日本初公開となるダ・ヴィンチの解剖図3点を含む、約150点の貴重な医学資料や美術作品、さらに約30点の現代美術作品を展示し、人間の生と死の意味をもう一度問い直そうとするユニークな試み。第1部「身体の発見」、第2部「病と死との戦い」、第3部「永遠の生と愛に向かって」の3部で構成され、生に対する科学的探究の軌跡から発展、そして未来を読み解く。

展示以外にもアーティストトークやギャラリートークなど様々なプログラムが用意されている。より近く医学と芸術の出会いに触れられる貴重な機会になりそうだ。

『医学と芸術展:生命と愛の未来を探る ~ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト』

2009年11月28日(土)~2010年2月28日(日)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
時間:10:00~22:00(火曜日は10:00~17:00、但し12月22日(火)・12月29日(火)は22:00まで開館) 
料金:一般1,500円 学生(高校・大学生)1,000円 子供(4歳~中学生)500円

(画像上:レオナルド・ダ・ヴィンチ《頭蓋骨の習作》1489年 ペン、インク、黒チョーク 18.8×13.4 cm ROYAL COLLECTION ©2009 HER MAJESTY QUEEN ELIZABETH II、画像中マグナス・ウォーリン《エクササイズ・パレード》2001年 ヴィデオ・インスタレーション(2面バック・プロジェクション、3Dアニメーション・ヴィデオ)サイズ可変 2分48秒 Courtesy: Galerie Nordenhake, Berlin, Germany,画像下:デミアン・ハースト《外科手術(マイア)》2007年 油彩、カンヴァス 182.9×243.8 cm Photo: Prudence Cuming Associates Ltd Courtesy White Cube ©Damien Hirst, DACS, 2009)

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