忽然と行方不明になった15,000人の将校、カティン事件を紐解いた真実の物語『カティンの森』

2008年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、数多くの国際映画祭で上映・受賞歴を誇るアンジェイ・ワイダ監督作『カティンの森』が、12月5日より岩波ホールにて公開される。

第2次世界大戦下のナチス・ドイツとソ連に占領されたポーランドで、15,000人の将校たちが忽然と行方不明になり、その遺体がカティンの森で発見された「カティン事件」。本作は、実際に起こった世紀の歴史的事件をもとに、夫の帰りを待ち続けた家族たち妻たちの姿を通して描かれた。

監督を務めたポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダは自身の父親をこの事件でなくしている。ワイダが映画化を切望して17年が過ぎ、事件から70年の時を経て放たれる衝撃的な作品だ。ポーランドの人々が長きにわたり沈黙を強いられ、封印された歴史の真実が今明かされる。

『カティンの森』

2009年12月5日(土)より岩波ホールにてロードショー
監督・脚本:アンジェイ・ワイダ
原作:アンジェイ・ムラルチク『カティンの森』
キャスト:
マヤ・オスタシェフスカ
アルトゥル・ジミイェフスキ
ヴィクトリャ・ゴンシェフスカ
マヤ・コモロフスカ
ヴワディスワフ・コヴァルスキ
アンジェイ・ヒラ
ダヌタ・ステンカ
他配給:アルバトロス・フィルム

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