オンライン書店も含む新刊書の書店で働く書店員の投票で選出される文学賞『2010年本屋大賞』の1次投票が、11月2日からスタートする。
『本屋大賞』は、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が選出することで、出版業界を現場から盛り上げていくという考えから発案された文学賞。対象となるのは、ジャンルを問わず2008年12月1日から2009年11月30日の間に刊行された小説となっている。今回で7回目を迎え、これまでの大賞作品には、伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』 、恩田陸の『夜のピクニック』、小川洋子の『博士の愛した数式』などが選ばれており、昨年は湊かなえの『告白』が受賞している。
投票受付後は、来年1月にノミネート作品の発表後、2次投票の結果によって4月には大賞作品が発表される。