ブラッド・ピット主演のクエンティン・タランティーノ監督最新作『イングロリアス・バスターズ』が、11月20日からTOHOシネマズ日劇他にて全国公開される。
『第62回カンヌ国際映画祭』のコンペティション部門でも絶賛された同作は、『レザボアドックス』『パルプ・フィクション』を彷彿とさせるタランティーノ作品の原点回帰ともいえる要素を持っており、『キル・ビル』のポップさも加わったこれまでのタランティーノ作品の魅力が凝縮した内容といっても過言ではないだろう。
同映画は、ナチス占領下のフランスを舞台に、家族を殺された少女・ショシャナの復讐劇を軸に進行する。シャショナの計画と同じ頃、ブラッド・ピット演じるアルド・レイン中尉が率いるユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊は、各地でナチスを次々と始末していた。その残虐な手口から「バスターズ」を呼ばれていた彼らは、ドイツ人女優に変装した英国のスパイとともに打倒ナチスの極秘ミッションに参加する。そして、復讐計画を進める少女・ショシャナと、ナチスを片っ端から始末するバスターズによる戦いは次第に距離を縮めていくのだった。
既に公開中のアメリカでは、タランティーノ監督の代表作である『パルプ・フィクション』を抜いて最大のヒット作のヒット作となった同映画。歴史的事実を基に作り上げられた、奇想天外なストーリーと、「名誉なき野郎ども」の暴走に目が離せない作品だ。
『イングロリアス・バスターズ』
2009年11月20日TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
監督:クエンティン・タランティーノ
キャスト:
ブラッド・ピット
メラニー・ロラン
クリストフ・ヴァルツ
ダニエル・ブリュール
配給:東宝東和
(画像:©2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED)