映画製作ワークショップ『記憶の手触り−川口と出逢う−』が、11月14日から来年3月21日までの全10回を通して、川口市メディアセブンで行われる。
一般的に映画とは、1人の作家が抱えている問題意識を表象するものだが、カメラという他者にしか視線を向けられない装置を介して、今まで見ていなかった世界に出逢おうというのがこのワークショップの意図だ。「川口」をテーマに据え、川口という場で出逢い発見していくものを参加者それぞれが記録するという。
各回講師によるレクチャーや参考映像の鑑賞後に撮影するテーマを設け、次回集合時に各々の撮影してきた映像を確認しながら全員で議論を交わす同イベント。講師に岡本和樹と大澤未来、2人の映画監督を迎え、その工程を繰り返しながら最終的に1つの映画作品を作り上げようとする試みだ。
歴史とは過去だけでなく、現在も含めた大きな流れのこと。ここからまた新たな歴史が構築されていく、その手触りを自らの感触で確かめてみてほしい。
映画製作ワークショップ
『記憶の手触り−川口と出逢う−』
2009年11月14日~2010年3月21日(日)の期間中全10回
会場:メディアセブン ワークスタジオB(埼玉・川口)
時間:各日13:00~17:00
講師:岡本和樹(映画監督)、大澤未来(映画監督)
対象:高校生~大人
定員:15名
参加費:5,000円(10回分)
申込方法:必要事項を記入の上、メール応募
申込期限:11月4日(水)※募集定員を超えた場合は抽選
(画像:撮影:寺島万里子)