フランスの社会人類学者・思想家のクロード・レヴィ=ストロースが、10月30日に死去した。享年100歳。親族による密葬後、関係者がAFP通信に語ったという。死因は明らかにされていない。
クロード・レヴィ=ストロースは1908年にベルギーで生まれ、コレージュ・ド・フランスの社会人類学講座を1984年まで担当。アメリカ先住民をはじめ数多くの民族を研究、現代思想のひとつである「構造主義」の祖と呼ばれていた。
昨年の11月28日に迎えた100歳の誕生日では、フランスで行われた記念行事とあわせ、政府からフランスで活動する人文社会科学者を対象とする「レヴィ=ストロース賞」の創設が発表されていた。