最新科学で作られた宇宙図から神話、民謡まで、架け橋となるツールから人々と宇宙の関係を再考するイベント『宇宙とヒトをつなぐもの』が、1月17日に日経ホールで開催。同イベントにUA、原田知世が参加することがわかった。
『宇宙とヒトをつなぐもの』は、2009年に迎えた世界天文年や皆既日食など、宇宙を眺める機会が増えている現在を3つのプログラムから見つめなおすイベント。「最新の宇宙の姿」と題した第1部では、小阪淳(美術家)と小久保英一郎(天文学者)が、宇宙の姿を1枚のポスターにまとめた「宇宙図」と、宇宙の果てまでを実際の観測データに基づいてリアルタイムに可視化するソフトウェア「Mitaka」を紹介。続く第2部では、後藤明(文化人類学者、考古学者)が世界各地に残る神話から古代の宇宙図や世界観を紐解いていく予定だ。
第3部では、神事をつとめてきた元司の女性たちで結成された沖縄・佐良浜の伝統的な神歌や祝い唄を披露する集団「ハーニーズ佐良浜」が神歌を歌い、UAが奄美大島の島唄を披露するという。宇宙や自然に対する呼びかけや祈りが唄に発展し、現代も神事などに用いられている唄を体感できる貴重な機会となっている。
なお、原田知世は参加者が宇宙へと思いを馳せる手助けをするナビゲーターとしての参加となる。最新科学だけでなく、古代の人々による宇宙の捕らえ方など、多角的に宇宙を見つめることのできるイベントだ。
科学と芸術の集い
『宇宙とヒトをつなぐもの』
−古代~最新の宇宙図と南島の神歌・古謡−
2010年1月17日(日) OPEN 16:00 / START 17:00
会場:日経ホール(東京・大手町)
第1部 最新の宇宙の姿(講演)
出演:
小阪淳(美術家)
小久保英一郎(天文学者)
第2部 古代の宇宙観(講演)
出演:
後藤明(文化人類学者、考古学者)
第3部(神歌・古謡のコンサート)
出演:
UA(歌手)
ハーニーズ佐良浜(from 沖縄伊良部島)
ナビゲート・ナレーション:原田知世
対象:乳幼児以下入場不可
料金:無料 (自由席)事前申込み制 (先着順580席)
主催:独立行政法人科学技術振興機構(JST)
企画制作:エピファニーワークス
後援:文部科学省、国立天文台、東京大学 科学技術インタープリター養成プログラム