20年の月日を経て生まれ変わった『バグダッド・カフェ』が、ユーロスペース他にて公開

主題歌“コーリング・ユー”が世界中の人々の胸を焦がし、美しくメランコリックな映像が世界中に熱狂的なファンを生み出した映画『バグダッド・カフェ』のニュー・ディレクターズ・カット版が、12月5日より渋谷ユーロスペース他全国の映画館で公開される。

本作の舞台は、アメリカ西部・モハーヴェ砂漠のモーテル。そこにたむろする個性的な人々と、ドイツから来た旅行者ジャスミンの触れ合いが起こす小さな奇跡を描いた珠玉の作品だ。1989年に公開され、日本全国で興行収入約3億円を記録し、ミニシアター・ブームを代表する作品となった。また、主題歌の“コーリング・ユー”は、アカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされ、その後80組を超えるアーティストがカバーするスタンダード・ナンバーとなった。

今回上映される「ニュー・ディレクターズ・カット版」は、製作から20年の月日を経て、パーシー・アドロン監督自らが再編集、色調と構図を調整し直し、最高に美しい形で生まれ変わったもの。砂漠にたたずむカフェの孤独さ、切なさ、不思議さといった独特の雰囲気が、観る者の心に迫ってくる映像に仕上がっている。

変わり者だらけが集まった「バグダッド・カフェ」。その懐かしく優しい雰囲気からは、誰の心にもある「帰るべき場所」の匂いがする。久しぶりにその優しさに包まれてみるべく、劇場に足を運んでおきたい。

『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』

2009年12月5日(土)より渋谷ユーロスペース、大阪シネヌーヴォ他にてロードショー
監督:パーシー・アドロン
主題歌:“コーリング・ユー”ジェヴェッタ・スティール
キャスト:
マリアンネ・ゼーゲブレヒト
CCHパウンダー
ジャック・パランス
クリスティーネ・カウフマン
モニカ・カローン

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