日本映画界に新たな才能、期待の新鋭・真利子哲也監督初の長編映画『イエローキッド』

真利子哲也監督初の長編映画『イエローキッド』が、1月30日よりユーロスペースほか全国で公開される。

真利子は、自主制作映画『極東のマンション』『マリコ三十騎』が、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』のオフシアター部門で史上初となる2年連続グランプリを受賞。その後も、オーバーハウゼン国際短篇映画祭にて映画祭賞を受賞するなど国内外で高い評価を受けている映画監督だ。他にも、監督作品として伊坂幸太郎原作の映画『ラッシュライフ』や、松尾スズキ監督『クワイエットルームにようこそ』などのメイキングを手掛けている。

映画『イエローキッド』に登場するのは、ボクサー志望の青年・田村と漫画家の服部。服部は、田村を新作漫画『イエローキッド』に登場する主役キャラクターのモデルに描くことに決める。そんなある日、服部は田村の行動が自分の漫画の物語通りに展開していることに気付き、彼らの日常は激しく動き出していく。

本作は、東京芸術大学大学院の卒業制作費わずか200万円で作られた自身初の長編映画。最も将来性を期待する新人監督作品におくられる「New Director/New Cinema 2010 by シネマ・シンジケート」の第1回にも選ばれており、有無を言わせぬ説得力とスピード感あふれる演出、冷徹な人間観察眼は、これまでの経歴に引けを取らない新たな才能の登場を感じさせる。

『イエローキッド』

2010年1月30日、ユーロスペースほか全国順次ロードショー

監督・脚本:真利子哲也
キャスト:
遠藤要
岩瀬亮
町田マリー
波岡一喜
玉井英棋
配給:ユーロスペース

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