写真や映像の可能性に挑戦する将来性のある作家に焦点を当てた展覧会『日本の新進作家展vol.8「出発―6人のアーティストによる旅」』が、東京都写真美術館で開催されている。
8回目を数える同展は「旅」をテーマに、これから活躍の期待される写真家や映像作家の作品を通し、6人の新進作家それぞれの「旅」を提示するという。遺跡や名所を観光するだけではなく、自分自身を見つめ直す試みや、異国の地で現地の人と実際に生活したりなど、「旅」の目的はさまざまに変化する。その中で彼らは、日本国内から海外、都市や僻地、あるいは現実ではない架空の風景など、千差万別な表現をみせてくれる。
私たちが日常生活している場とは異質な空間が、世界には存在することを改めて認識できる同展。「旅」の写真を通し、新たな知覚の旅へと出発できるだろう。
『日本の新進作家展vol.8「出発―6人のアーティストによる旅」』
2009年12月19日(土)~2010年2月7日(日)
会場:東京都写真美術館 2階展示室
時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(ただし祝日の場合は開館、翌火曜休館)
出展作家:
尾仲浩二
百瀬俊哉
石川直樹
さわひらき
百々武
内藤さゆり
料金:一般700円 学生600円 中高生・65 歳以上500円
(画像上:石川直樹 「Mt.Fuji」より 2008、画像下:さわひらき ≪small metal gods のためのmusic video≫より 2009)