ジミ・ヘンドリックス研究書であり、カルチュラル・スタディーズの元祖ともいえる書籍『ジミ・ヘンドリックスとアメリカの光と影──ブラック・ミュージック&ポップ・カルチャー・レヴォリューション』が、1月25日にフィルムアート社から刊行される。
同書は、イギリスの音楽ジャーナリスト、チャールズ・シャー・マリーの初邦訳書。ジミ・ヘンドリックスの音楽を、社会、文化、世相、音楽史を縦横無尽に絡ませながら、アメリカの戦後ポップカルチャー史という大きな背景をあぶり出した、ジミ・ヘンドリックス研究と文化研究があわさった書籍となっている。なお、日本語版には、ヘンドリックスをリアルタイムで経験し、欧米の音楽ジャーナリズムにも通じているピーター・バラカンがあとがきを書き下ろしている。
また、3月にはジミ・ヘンドリックス作品の再発プロジェクトもソニーミュージックによってスタートする。未発表の新作に加え、名盤の数々がリニューアルして発売されるのでこちらもチェックしておこう。