音を独自の視点で表現する鈴木昭男と八木良太の展覧会『音が描く風景/風景が描く音』が、横浜市民ギャラリーあざみ野にて1月28日より開催される。
空間に対峙し、その場の音に耳をすます行為を通して表現を続ける日本のサウンドアートの第一人者である鈴木昭男。そして音・時間を有するメディアの特性をとらえながらそれらを解体し、再構築する注目の若手作家・八木良太。世代も表現手法も異なる2人が、シンプルな操作と行為によって、日常に潜む「見えないもの」への想像を喚起させる。
鈴木昭男は、地面や床に耳と足をかたどったマークを施し、その場に佇んで耳を澄ます「点音(おとだて)」をあざみ野で展開。一方の八木良太は、音と時間についての考察から行きついた「波」をモチーフに新作インスタレーションを発表する。
独特のユーモアを持ち、対比を見せる2人の作品は、私たちが普段見落としがちな日常への気づきを与えてくれることだろう。
『音が描く風景/風景が描く音 鈴木昭男・八木良太展』
2010年1月28日(木)~2月13日(土)
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野
時間:10:00~18:00
料金:無料
関連イベント
『アーティストトーク』
2010年1月30日(土)14:00~
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室
予約不要、無料
『鈴木昭男・内橋和久 サウンドパフォーマンス』
2010年1月28日(木)18:30開演(18:00開場)
会場:アートフォーラムあざみ野 レクチャールーム
出演:鈴木昭男(土笛、アナラポスほか)、内橋和久(ギター)
料金:全席自由 一般1,000円、学生500円
予約受付:045-910-5723(アートフォーラムあざみ野)
『点音(おとだて)さがし・ワークショップ in あざみ野』
2010年2月2日(火)、2月3日(水)9:30~12:30 ※全2日
2010年2月6日(土)、2月7日(日)9:30~12:30 ※全2日
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 アトリエ、屋外
対象:小学3年生から大人20名
講師:鈴木昭男
参加費:500円
申込締切:2010年1月23日必着
『音と空間の実験 WRITE HEAR / RIGHT HERE』
2010年2月11日(木・祝)13:30~16:30
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 アトリエ、屋外
対象:中学生から大人20名
講師:八木良太
参加費:1,000円
申込締切:2010年2月1日必着
※MD、ICレコーダーなどプラグインパワー対応の録音機材をお持ちの方はご持参ください。
(画像上から:鈴木昭男《点音 in パリ》2004年、鈴木昭男《点音基地 in あざみ野》2009年、八木良太《Common Difference (Sea and Metronome)》2009年、八木良太《Wave Form》2009年)