早稲田文学編集室が発行する文芸誌『早稲田文学』の3号が、本日2月3日から全国の書店にて順次発売されている。
書斎で仕事する批評家の東浩紀と、そこに寄り添う愛娘が印象的な表紙が目印の同誌。ウラジーミル・ソローキンとクロード・シモンの長篇翻訳や、東浩紀による早稲田文学新人賞の受賞作選評、西原理恵子と重松清らが語る次代に向けた特集「コドモと/の/に/文学」、中短篇小説、文芸評論など、ボリューム満点の1冊に仕上がっている。また、恒例のDVD付録には、200分におよぶ古川日出男による朗読『聖家族 voice edition』が完全収録されている。
なお、表紙をマンガ家の今日マチ子が手がけた早稲田文学の増刊『wasebun U30』も併せて発売。「30歳以下の書き手によるビビッドな表現と議論を展開する」というコンセプトのもと、福嶋亮大や伊藤亜紗、坂上秋成などの批評家による論考や、小林里々子、入間人間らによる短篇競作など、新たな試みを行われている。