冷戦の時代背景も深く反映、わずか3人のキャストで演じる新しい『ローマの休日』

わずか3人のキャストで演じられる舞台版『ローマの休日』が、4月27日から天王洲銀河劇場で、5月12日から梅田芸術劇場のシアター・ドラマシティで上演される。

1953年の初上映以来、ロマンティックラブスートリーの代表として愛され続けてきた『ローマの休日』。そんな名作を、主役のジョー・ブラドリーに吉田栄作、アン王女に朝海ひかる、そしてジョーの友人であるカメラマンのアーヴィングに小倉久寛が扮し、最小限のキャストだけで物語を繰り広げる。また、今回が日本初となるストレートプレイ化でもある。

ストーリーも映画版とは視点を変え、当時の時代背景がベースに置かれている。共産主義者排斥を目的とした赤狩りが横行し、被害を受けた映画界の主要人物「ハリウッド・テン」の1人であった本作の脚本家ダルトン・トランボを、新聞記者であるジョーに投影。より深く描き出された人物像から、アンとの恋愛模様、アーヴィングとの友情、そして3人の関係性も、人間味に溢れたものへと変貌を遂げ、全く新しい『ローマの休日』になっている。

『ローマの休日』

東京公演

2010年4月27日(火)~5月9日(日)
※5月5日は休演日
会場:天王洲銀河劇場

大阪公演

2010年5月12日(水)~5月16日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

オリジナル脚本:イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン
原作:ダルトン・トランボ
キャスト:
吉田栄作
朝海ひかる
小倉久寛

料金:9,000円(全席指定)

(画像上から:製作発表の様子、朝海ひかる、吉田栄作、小倉久寛)

  • HOME
  • Stage
  • 冷戦の時代背景も深く反映、わずか3人のキャストで演じる新しい『ローマの休日』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて