女性監督集団「桃まつり」による短編映画上映イベント『桃まつり presents うそ』が、3月13日から26日まで渋谷ユーロスペースで上映される。
「桃まつり」は、若手女性監督たちの上映の場を増やすきっかけを目指し、立ち上がった女性監督による製作・上映集団だ。同イベントは今回で3回目の開催となり、昨年の『桃まつり presents kiss!』では2週間で1500人を動員。日本のみならず海外の映画祭からも注目を集めている。
今年のテーマは「うそ」。掃除機のホースに身体が吸いこまれた女性を描く『バーブの点滅と』、元恋人を思い続ける男と父親の不倫相手への接触を試みる少女の物語『shoelace』、10年前に共同生活をしていた男女4人の昔の記憶と今の現実が交差する『1-2-3-4』など、相手を思うあまりの嘘、したたかに仕組まれた嘘など様々な人間関係を、東京だけでなく、奈良、名古屋など様々な場所で映画を作りつづけている12人の女性監督が描き出す。
上映は3つの期間に区切られ、時期によって異なる作品を鑑賞することができる。なお、開催に際し、映画監督の青山真治や横浜聡子もコメントを寄せており、他に類を見ない本イベントへの期待が伺える。
※記事掲載時、一部情報を誤って掲載しておりました。訂正してお詫びいたします。
『桃まつり presents うそ』
2010年3月13日（土）～3月26日（金）（連日21:00～）
会場：ユーロスペース（東京・渋谷）
料金：当日1,000円均一
壱のうそ
2010年3月13日（土）～3月17日（水）
上映作品：
『迷い家』（監督：竹本直美）
『バーブの点滅と』（監督：増田佑可）
『shoelace』（監督：福本明日香）
『テクニカラー』（監督：船曳真珠）
弐のうそ
2010年3月18日（木）～3月21日（日）
上映作品：
『きみをよんでるよ』（監督：朝倉加葉子）
『FALLING』（監督：加藤麻矢）
『愚か者は誰だ』（監督：渡辺裕子）
参のうそ
2010年3月22日（月）～3月26日（金）
上映作品：
『1-2-3-4』（監督：玉城陽子）
『代理人会議』（監督：石毛麻梨子/大木萠）
『カノジョは大丈夫』（監督：安川有果）
『離さないで』（監督：福井早野香）
（画像上から：『迷い家』（監督：竹本直美）、『shoelace』（監督：福本明日香）、『1-2-3-4』（監督：玉城陽子）、『テクニカラー』（監督：船曳真珠）、『FALLING』（監督：加藤麻矢））
