21世紀型オルタナティブ・アートスペース「3331 Arts Chiyoda」が3月14日にプレオープンする。
「3331 Arts Chiyoda」は、秋葉原地区にある旧練成中学校を改修してオープンする大型のアートセンター。アーティスト主導で運営し、独自の領域横断型スタイルで、地域発の自立的で社会的なアートコミュニティーの創出や若手アーティストの活動を促進していく。日本と東アジア地域における革新的アート活動の発信拠点となることを目指すという。
かつては教室であった施設内の約25のスペースには、佐藤直樹が主宰するデザイン会社「アジール」や若手アーティストの育成を図るプロジェクト「+81 gallery +lab」、後藤繁雄が新たにスタートさせるプロジェクトルーム「g3/トリプルジー」など、ギャラリーや教育機関、地域交流プロジェクトなどの次世代のクリエイティブを担う団体が入居。今後は展覧会やイベントを活発に行っていく。
また、昨年10月にプレイベントとして行われた大友良英『休符だらけの音楽装置』展の会場だった屋上をはじめ、コミュニティスペース、体育館といった一般でも利用可能なスペースもあり、こちらでも各種イベント、ワークショップ、ディスカッションが行われていく予定だ。
プレオープン後は、開館記念展第1弾として『見るまえに跳べ』が4月11日まで開催される。「3331 Arts Chiyoda」自体のコンセプトでもある「アートと地域を結ぶ」ことを目的とした、6つのアートプロジェクトが参加した展覧会となっている。
開館記念展第1弾
『見るまえに跳べ』
2010年3月14日(日)~4月11日(日)
会場:3331 Arts Chiyoda 1階展示室
時間:12:00~21:00
料金:一般800円 大学・高校生500円 中学生以下無料
出品作家:
日比野克彦
藤浩志
八谷P&中川基・荻野剛・鈴木ヒロシ
ゼロダテ アートプロジェクト
アーティスト・イニシアティブ・コマンドN
王俊傑
(画像上から2番目:日比野克彦『HからAへ移動した時に起こること。』2009年エジプトからサハラ砂漠を渡り、リビア国境近くへ。(2009)、画像3番目:八谷Pプロデュース テスラコイル(DRSSTC) Tesla coil (DRSSTC)、画像4番目:藤浩志 Toys Saurus(2009))