東京発の舞台芸術の祭典『フェスティバル/トーキョー10』が、10月30日から11月28日まで開催されることが発表された。
2009年に初開催され、今回で早くも3回目の開催を迎える同イベント。国内の公演だけでなく、世界初演作品を含む多くの新作や先鋭的なラインナップで日本を代表する国際芸術祭として着実な一歩を踏み出している。会場は、東京芸術劇場 中ホール、小ホール、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)、にしすがも創造舎、シアターグリーン、自由学園明日館など複数予定されている。
また、会期中に上演される第1弾ラインナップも明らかになった。主催作品には、ジゼル・ビエンヌのアジア初演作品『This Is How You Will Disappear(仮)』、ロジェ・ベルナット演出の観客参加型演劇『パブリック・ドメイン(仮)』、クリストフ・マルターラー演出の音楽劇『Riesenbutzbach』など海外勢に加え、Port B、黒田育世、五反田団、マレビトの会、地点など国内からの新作が名を連ねた。また、公募プログラムでは、岡崎藝術座、神村恵カンパニー、小嶋一郎ら気鋭アーティストの公演も行われる。
今後も上演作品の追加を予定。なお、『フェスティバル/トーキョー09』の様子を写真とテキストで振り返る書籍『フェスティバル/トーキョー09ドキュメント』も5月初旬に発売される。参加アーティストによる座談会や濃密な議論が約270ページにわたり紹介された必見のアイテムとなっている。
『フェスティバル/トーキョー10』
2010年10月30日(土)~11月28日(日) (予定)
会場:
東京芸術劇場 中ホール
東京芸術劇場 小ホール
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
にしすがも創造舎
シアターグリーン
自由学園明日館
ほか
F/Tパフォーマンス上演作品:
『This Is How You Will Disappear(仮)』
2010年10月下旬~
会場:にしすがも創造舎
構成・演出・振付・舞台美術:ジゼル・ビエンヌ(フランス)
映像:高谷史郎
『パブリック・ドメイン(仮)』
2010年10月下旬~
会場:池袋西口公園(予定)
演出:ロジェ・ベルナット(スペイン)
『Riesenbutzbach』(巨大なるブッツバッハ村 仮訳)
2010年11月19日(金)~11月21日(日)(予定)
会場:東京芸術劇場 中ホール
演出:クリストフ・マルターラー(スイス)
舞台美術:アンナ・フィーブロック(ドイツ)
『タイトル未定』
2010年10月下旬~
会場:東京都内(予定)
構成・演出:高山明(Port B)
『あかりのともるかがみのくず』
2010年11月初旬~
会場:にしすがも創造舎(予定)
振付・演出:黒田育世
『タイトル未定』
2010年11月初旬~
会場:東京芸術劇場小ホール1(予定)
作・演出:前田司郎(五反田団)
『タイトル未定』
2010年11月中旬~
会場:自由学園明日館(予定)
作・演出:松田正隆(マレビトの会)
『タイトル未定』
2010年11月中旬~
会場:東京芸術劇場小ホール1(予定)
演出:三浦基(地点)
F/T 公募プログラム:
岡崎藝術座
『古いクーラー』
作・演出:神里雄大
神村恵カンパニー
『飛び地』
振付:神村恵
小嶋一郎
『日本国憲法』
演出:小嶋一郎
C/Ompany
『イキ、テ、タイ』
振付・出演:
大植真太郎
柳本雅寛
平原慎太郎
dracom
『事件母 (JIKEN-BO)』
作・演出:筒井潤
France_pan
『ありきたりな生活』
作・構成・演出:伊藤拓
(画像2番目から:構成・演出・振付・舞台美術:ジゼル・ビエンヌ『This Is How You Will Disappear(仮)』©GisèleVienne、演出:ロジェ・ベルナ『パブリック・ドメイン』©Cristina Fontsaré、構成・演出・振付・舞台美術:ジゼル・ビエンヌ『This Is How You Will Disappear(仮)』©GisèleVienne)