映画『PARTY7』『茶の味』などの監督を手がけた石井克人と、アニメーター・小池健がタッグを組んだ長編アニメーション映画『REDLINE』の公開が、10月に決定したことが明らかになった。
『REDLINE』はCGをあえて使わずに、製作期間7年、作画枚数10万枚という膨大な時間を費やした驚愕のアニメーション映画。極限のスピードを追い求める主人公JPと、子供の頃から表彰台に立つことを夢見てきたジャンクショップの娘ソノシー、そして戦車顔負けの武装改造を行う個性豊かなライバルたちが、5年に1度の「宇宙最速」の座を賭けた祭典「REDLINE」のグランプリをかけて一戦の火蓋を切るというストーリー。スピード感を再現するため、コンピューターで計算しきれない誤差と歪みの表現にこだわりつくして描いたという映像表現が、海外で早くも高い評価を得ている。
監督は、『アニマトリックス ワールド・レコード』で世界にデビューし、テレビアニメ『サムライチャンプルー』のオープニングも担当した小池健。原作・脚本を手がけた石井克人とは『PARTY7』『茶の味』など、これまでの作品で強力なタッグを見せているだけに、2 人による新たな新境地に期待が募る。さらに制作を映画『パプリカ』『時をかける少女』『サマーウォーズ』などを手がけた日本屈指のクリエイター集団「マッドハウス」が担当する。
公開日など詳細は後日発表予定。続報を楽しみに待とう。
『REDLINE』
2010年10月新宿バルト9ほか全国公開
原作・脚本・音響監督:石井克人
監督:小池健
脚本:榎戸洋司、櫻井圭記
アニメーション制作:マッドハウス
配給:東北新社
(画像:©2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会)