『恋に落ちたシェイクスピア』の英劇作家トム・ストッパード手がける『ロックンロール』

トム・ストッパード作、栗山民也演出による舞台『ロックンロール』が、8月3日より世田谷パブリックシアターにて上演される。

トム・ストッパードは、映画『恋に落ちたシェイクスピア』などを手がけているイギリスを代表する劇作家。本作は2006年にロンドンで上演され、翌2007年にはブロードウェイに進出した話題作で、栗山民也演出のもと遂に日本上陸を果たす。

舞台は1968年。マルクス主義を唱えるケンブリッジ大学の教授マックス・モローと、彼の教え子であり、政局に翻弄されながら自己を形成していくチェコ人・ヤン。この2人の男が激動の半生の果てに、政治や人生、愛、そして自由とは何かを問いながら、奇妙な友情と愛情をめぐっていく。ヤンはストッパード自身の分身ともいえる役どころだ。

主演の市村正親が大学教授マックスを演じ、ロックを愛するプラハ出身の若者ヤンを武田真治が務める。この二人の間で強く生きる女性、エレナ（マックスの妻）とエズミ（マックスとエレナの娘）の2役を演じるのは、女優・秋山菜津子。その他、黒谷友香、山内圭哉、前田亜季、上山竜司、西川浩幸ら、実力ある個性的な俳優が集結した。

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