2008年にまさかの再結成を遂げたスコティッシュ・バンド、ヴァセリンズ(THE VASELINES)が、実に20年ぶりとなる2ndアルバム『Sex With An X』を9月2日にリリースする。
1987年にユージン・ケリーとフランシス・マッキーによって結成されたヴァセリンズは、パステルズのスティーヴン・パステルが主宰するレーベル「53rd& 3rd」から、2枚のシングルと1枚のフルアルバムをリリースして1989年に解散。その後、ニルヴァーナのカート・コバーンが「世界で一番好きなソングライター」と公言し、再評価された。
昨年12月の来日公演で新曲の数々を披露した時点で、リリースの期待が高まっていた待望の新作『Sex With An X』は、ライブにも参加していたベル・アンド・セバスチャン(BELLE AND SEBASTIAN)のスティーヴィー・ジャクソンとボブ・キルディア、1990'sのマイケル・マクゴーリンを迎えた5人編成で録音。プロデューサーは1989年の1stアルバム『Dum Dum』のジェイミー・ワトソンが務めた。
20年前の瑞々しさをそのまま保ちながら、ユージンとフランシスそれぞれの活動を経て、当時とはひと味違った落ち着きや懐の深さを感じさせてくれるヴァセリンズならではの魅力に触れることができる1枚だ。
なお、ヴァセリンズのウェブサイトではアルバム収録曲“I Hate the '80s”の
フリー・ダウンロードが実施されているのでこちらもチェックしてほしい。
THE VASELINES
『Sex With An X』
2010年9月2日日本先行発売
価格:2,415円(税込)
SUB POP PCDT-20
1. Ruined
2. Sex With an X
3. The Devil's Inside Me
4. Such A Fool
5. Turning It On
6. Overweight But Over You
7. Poison Pen
8. I Hate the '80s
9. Mouth To Mouth
10. Whitechapel
11. My God's Bigger Than Your God
12. Exit The Vaselines