2003年に解散したバンド「たま」に迫ったドキュメンタリー映画『たまの映画』が、テアトル新宿で公開されることが明らかになった。
「たま」は、1984年に石川浩司、知久寿焼、現在は本名の柳原陽一郎名義で活動する柳原幼一郎の3人で結成され、1986年に滝本晃司が加入。バンドブームを巻き起こしたテレビ番組『三宅裕二のいかすバンド天国』に出演したことで一躍注目を集め、シングル『さよなら人類』でメジャーデビューを果たした。その後、1995年に柳原が脱退。石川、知久、滝本の3人でマイペースに活動を続け、2003年に解散した。
『たまの映画』は、柳原の脱退後も、時代や環境が変化する中でも自分らしい生き方で表現をし続ける石川、知久、滝本の3人に焦点をあてた作品。監督は、アドリブを多用した人間の本質を伝えるリアルな演出で評価され、2008年に映画『微温』で『水戸短編映像祭』でグランプリ、2009年に映画『最低』で『TAMA NEW WAVE』でグランプリを受賞している今泉力哉が務める。なお、今泉が劇場映画を手がけるのは今回が初の試みになるという。
現在、公開に向けて鋭意編集中。お正月第1弾として公開が予定されている。
※記事掲載時、一部情報を誤って表記しておりました。訂正してお詫びいたします。
『たまの映画』
2011年お正月第一弾 テアトル新宿レイトショー
監督・編集・撮影:今泉力哉
出演:
たま
石川浩司
滝本晃司
知久寿焼
ほか
配給:パル企画