彫刻家イサム・ノグチを育て、波乱の時代を生き抜いた母レオニー・ギルモアの生涯を描いた映画『レオニー』が、11月20日から全国公開される。
映画『ユキエ』『折り梅』で家族の絆を描いた松井久子監督が3作目に選んだ題材は、世界的彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの物語。何度も練り直された脚本は計14稿、作品完成までの道のりは7年に及び、日米13都市に渡るロケ地での撮影を敢行した。
舞台は20世紀初頭のニューヨーク。文学の道に進む夢を持つレオニーは、1人の日本人青年と出会い、愛をはぐくむ。2人の愛の結晶である子供を身ごもるが、男は一方的に日本へ帰国してしまう。シングルマザーとなった彼女は、イサム・ノグチと命名された子供と共にアメリカと日本の2つの国で、困難な時代を生き抜いていく。我が身の不幸を嘆くことなく潔く運命を引き受け、自分らしく生きていくことが彼女の信念であり、我が子に伝えたいたったひとつのことだった。その後イサム・ノグチは「地球を彫刻した男」として世界中にその名を知られる芸術家と成長していく。
出演は、『マッチポイント』『シャッター アイランド』 のエミリー・モーティマー、中村獅童、原田美枝子、竹下景子、柏原崇など豪華俳優陣が揃い、物語をよりドラマチックに盛り上げている。
『レオニー』
2010年11月20日(土)より角川シネマ新宿ほか全国公開
製作・脚本・監督:松井久子
出演:
エミリー・モーティマー
中村獅童
原田美枝子
竹下景子
クリスティーナ・ヘンドリックス
メアリー・ケイ・プレイス
柏原崇
山野海
大地康雄
勅使河原三郎
中村雅俊(友情出演)
吉行和子
配給:角川映画
(画像:©レオニーパートナーズ合同会社 )