貴重なレコードのアーカイブや、音楽の最新情報や海外批評に配慮した書籍が常設する吉祥寺のカフェsound cafe dzumiにて、トークイベント『混民サウンド・ラボ・フォーラム』が7月25日より3ヶ月連続で開催される。
同企画は、現在活躍中のミュージシャンや評論家が、ジャズからフリージャズ、フリーミュージックからフリー・インプロビゼーション、想像的民族音楽から音響的即興と、数々の季節をめぐった音楽創造のいまを、生の声で語るシリーズイベントだ。
「2010年 夏期」と題された今回は、3つのプログラムが行われ、様々なパネリストが登場する。7月は写真評論の第一人者である飯沢耕太郎が迫る映像フォーラム『飯沢耕太郎、森重靖宗を読む』、8月はジプシー音楽研究で知られる関口義人と、東欧~スラブ音楽研究者の岡島豊樹の初顔合わせによる『ヨーロッパ周縁/辺境の即興音楽』、そして9月は音楽家の大谷能生、音楽プロデューサーの沼田順、音楽批評家の益子博之が21世紀になって音楽の聴かれ方がどう変化したかを語る『耳の変容、感覚の変容』が展開される。
現場報道のジャーナリズム性を持ちながら、即興演奏を別角度から照らし出すテーマが揃った、他にはないトークセッションを聞くことができるだろう。
『混民サウンド・ラボ・フォーラム 2010年 夏期』
会場:sound cafe dzumi(東京・吉祥寺)
第4回
『飯沢耕太郎、森重靖宗を読む』
2010年7月25日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
パネリスト:
飯沢耕太郎
森重靖宗
北里義之(司会)
第5回
『ヨーロッパ周縁/辺境の即興音楽』
2010年8月8日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
パネリスト:
関口義人
岡島豊樹
北里義之(司会)
第6回
『耳の変容、感覚の変容』
2010年9月12日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
パネリスト:
大谷能生
沼田順
益子博之
北里義之(司会)
料金:2,000円(飲物付)
予約・問い合わせ:音場舎 03-3731-819 omba@w2.dion.ne.jp