ジブリ最新作の世界をセットで再現『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』

スタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』の世界をセットで再現した企画展『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』が、7月17日から10月3日まで東京都現代美術館で開催される。

メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』をもとに、お屋敷の床下に暮らす小人一家の生活を描いた『借りぐらしのアリエッティ』。本展では、宮崎駿監督が企画を練った同作の世界を現実のセットで再現する。身長わずか10cmの小人たちが日々を過ごす、アリエッティの部屋、家族がくつろぐ居間と台所、父ポッドの作業部屋、そしてそれらを結ぶ迷路のような通路。さらには、背丈を越える植物や人間の家から「借りてきた」様々な道具類など、小人たちの工夫と豊かな発想をリアルに体感することができる。

会場美術を手掛けたのは、映画美術監督の種田陽平。『キル・ビルVol.1』『ザ・マジックアワー』など多数の話題作で独自の世界を創り続け、国内外の監督から圧倒的な信頼を得る日本を代表する美術監督の1人だ。現実を追求しながらも巧みに虚構を融合させる種田のバランス感覚で、アニメーションにも実写映画にもない空間を作り出している。


『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』

2010年7月17日(土)~10月3日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F・3F
時間:11:00~18:00
料金:当日券 大人・大学生1,200円 中高生900円 小学生600円
※小学生以下無料

(画像上から:『借りぐらしのアリエッティ』背景画、種田陽平、展示イメージ イラスト:種田陽平、展示イメージ イラスト:種田陽平)

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