横浜美術館に「箱根暮らし」のピカソ門外不出作など名作絵画登場

横浜美術館にて『ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ』が9月4日まで開催されている。

同展はタイトル通り、通常は箱根仙石原のポーラ美術館に収蔵されている印象派とエコール・ド・パリの名品74点を横浜に招いて行なわれるもの。展示は2章構成となり、第1章「印象派」にはモネの『睡蓮の池』をはじめ、ルノワール、セザンヌ、スーラ、ゴーガン、ゴッホ、スーラなど印象派の代表作家による作品が登場する。

さらに第2章「エコール・ド・パリとピカソ」では、続く世代としてモディリアーニ、シャガール、レオナール・フジタ(藤田嗣治)らが登場。20世紀初頭のパリに集った出身地も画風も様々なアーティストたちである「エコール・ド・パリ」の表現を紹介する。

なかでも注目は、ピカソの「青の時代」の傑作『海辺の母子像』。この作品はポーラ美術館の開館以来、門外不出とされてきたものであり、今回がはじめての「お出かけ」となる。フランス近代美術の流れを「ホンモノでつづられた教科書」のように楽しめる機会として、夏の横浜の注目イベントとなっている。


『ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ』

2010年7月2日(金)~9月4日(土)
会場:横浜美術館
時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日
料金:一般1,300円 大学・高校生800円 中学生400円 小学生以下無料毎週土曜日は中高生無料(要学生証、生徒手帳)

(画像上から:クロード・モネ 睡蓮の池 1899年 油彩/カンヴァス 88.6×91.9 ポーラ美術館、ピエール・オーギュスト・ルノワール ムール貝採り 1888-1889年頃 油彩/カンヴァス 56.0×46.4 ポーラ美術館、ポール・セザンヌ ラム酒の瓶のある静物 1890年頃 油彩/カンヴァス 54.2×65.7 ポーラ美術館、ジョルジュ・スーラ グランカンの干潮 1885年 油彩/カンヴァス 66.0×82.0 ポーラ美術館)

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