韓国の人気インディーバンド「チャン・ギハと顔たち」が、11月3日にアルバム『何事もなく暮らす』で日本デビューすることがわかった。
チャン・ギハと顔たちは、ボーカル、ギター、パーカッションとすべての楽曲制作を担当するチャン・ギハを中心に結成されたバンドで、独特の哀愁を持った楽曲と、ミミシスターズと呼ばれるコーラス隊を従えたユニークなパフォーマンスが特徴。2008年に発表したシングル『サグリョ コピ(安物のコーヒー)』は、発売以降じわじわと話題を集め、『第6回韓国大衆音楽賞』で「今年の歌」「最優秀ロック」「ネットユーザーが選ぶ今年の男性ミュージシャン」の3冠を受賞している。
日本デビュー作となる『何事もなく暮らす』は、昨年2月に韓国でリリースされた1stアルバムで、前述の“サグリョ コピ”も収録。韓国では、インディーとしては異例となる4万枚以上のセールスを記録しており、昨年末に行われた第24回ゴールデンディスク賞(韓国版レコード大賞)でロック賞も受賞している。
11月23日には渋谷で来日公演を開催することも決定しており、共演にはZAZEN BOYS、トクマルシューゴという豪華な面々が登場する。具体的な会場名は9月15日に発表される予定。韓国インディーズシーンのレベルの高さを見せつけてくれる公演になりそうだ。
なお、彼らが韓国で所属するブンガブンガレコードは、toeやトクマルシューゴの韓国でのリリース元でもあり、有力なインディーズバンドが多数所属。彼らに続く日本デビュー組の誕生にも期待したい。
チャン・ギハと顔たち(チャンギハワオルグルドゥル)
『何事もなく暮らす(ピョルリルオプシ サンダ)』
2010年11月3日発売
価格:2415円(税込)
P-VINE RECORDS PCD-93375
1. ナワ(出ろ)
2. アムゴット オプチャノ(何もないじゃないか)
3. オヌルド ムサヒ(今日も無事に)
4. チョンマル オプソンヌンジ(本当にいなかったのか)
5. サムゴリエソ マンナン サラム(三叉路で出会った人)
6. マラロ ガヌン ギル(話しに行く道)
7. ナルル パダジュオ(俺を受け入れてくれ)
8. ク ナムジャ ウェ(あの人はなぜ)
9. ミョクサル ハン ボン チャッピシプシダ(胸ぐら一回つかませて)
10. サグリョ コピ(安物のコーヒー)
11. タリ チャオルンダ、カジャ(月が満ちる、行こう)
12. ヌリゲ コッチャ(のんびり歩こう)
13. ピョルリルオプシ サンダ(何事もなく暮らす)