「天使の歌声」と賞賛されるアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズが、4thアルバム『スワンライツ』を10月13日にリリースする。
2000年のデビュー以来、その歌声が多くのリスナーを虜にしたアントニー。ルー・リードからは「初めて彼の歌を聴いたとき、私は自分が天使の前にいるのだと分かった」と絶賛され、彼の世界ツアーにもバッキング・ボーカルとして参加。さらにはビョーク、ルーファス・ウェインライト、ボーイ・ジョージ、ブライアン・フェリー、マリアンヌ・フェイスフルといったアーティストともコラボレーションを行うなど、その才能は誰もが認めるものとなっている。
今年2月には、大野一雄の映像と大野慶人の舞踏とのコラボレーションという形で初来日を果たし、日本でも大きな注目を集めるなかリリースとなる最新アルバムは、通常のCDフォーマットと、CD付きアートブックのスペシャルエディションという2形態でのリリースとなる。
ニューヨークの美術出版社「エイブラムズ・イメージ」から発売される特別盤には、アントニーによる絵画・コラージュ・写真・文章を含む144ページのアートブックが付属。CDのみの通常盤には、特別盤には未収録となっているビョークとのデュエット曲“Flétta”を収録。P-vineからリリースされる日本盤は、通常盤のみの仕様となっている。
現在、リードトラックとなる“Thank You For Your Love”のミュージック・ビデオがYouTubeにて公開中。穏やかな愛に満ちた前半から、生々しく感情の高まりを抑えきれなくなる後半への流れは、モノクロームの画面と圧倒的な歌声に釘付けとなること必至。アルバムへの期待がますます高まることだろう。