世界に衝撃を与えたNY発のカルト映画『エル・トポ』、デジタルリマスター版が公開

アレハンドロ・ホドロフスキーの代表作であり、伝説のカルト映画として知られる『エル・トポ』のデジタルリマスター版が、9月25日からヒューマントラストシネマ渋谷で公開される。

1970年にニューヨークのミニシアターで公開された同映画は、前衛的過ぎる内容のため、日本公開当時がわずか3日で打ち切りとなってしまった作品。現在も、カルト的な魅力からコアなファンの間で語り継がれており、制作から40年を経て今回デジタルリマスター版として復活を遂げた。

息子を連れて砂漠を行く銃の名手、エル・トポ=モグラは、山賊の襲撃に遭い、住民が虐殺された村に差し掛かる。エル・トポは、山賊の首領である大佐を倒し、息子を置き去りにして大佐の女を連れて旅立った。最強のガンマンとなるために砂漠に暮らす4人の銃のマスターを倒したエル・トポだったが、辿り着いた「最強」の無意味さを知り、瀕死の重傷を負う。20年後、新しい人生の意義を見いだしたエル・トポは、再び現世へ足を踏み入れていく。

ジョン・レノン、アンディ・ウォーホール、寺山修司など国内外の著名人に支持された同作。劇中に登場する動物の死骸がすべて本物である点など、その破天荒な描写は現代映画の常識を遥かに超えているといえるだろう。

『エル・トポ 製作40周年デジタルリマスター版』

2010年9月25日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開(全国順次)
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト:
アレハンドロ・ホドロフスキー
ブロンティス・ホドロフスキー
配給:ロングライド+ハピネット

(画像:©ABKCO Films. All rights reserved. Reprinted by permission.)

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