映画監督のクロード・シャブロルが、9月12日に死去していたことが分かった。享年80歳。
1930年パリに生まれたシャブロルは、フランスの映画誌『カイエ・デュ・シネマ』で書きはじめた映画評がきっかけで映画界に参入し、1957年に映画『美しきセルジュ』でデビュー。1959年の作品『いとこ同志』でベルリン映画祭金熊賞を受賞。ジャン=リュック・ゴダール、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォーと共に後に「ヌーヴェルヴァーグ」と呼ばれる映画史に残る一時代を築き上げた。
1990年以降も『ボヴァリー夫人』『石の微笑』など数々の映画を制作。2005年には、長年の業績に対して『ルネ・クレール賞』を受賞するなど、数多くの作品を手がけたことで知られている。