トルナトーレ監督が再びシチリアで描く人生賛歌、監督自身の半生も投影

イタリア屈指の名監督ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作『シチリア!シチリア!』の日本公開が決定した。

アカデミー賞最優秀外国語映画賞に輝いた『ニュー・シネマ・パラダイス』では、故郷シチリアを舞台に、映画館で出会った老人と少年の友情を通して、人生に大切なことは何かを描いたジュゼッペ・トルナトーレ監督。

『シチリア!シチリア!』は、2007年にローマで暴漢に襲われ、生死の境をさまようという事件に見舞われたトルナトーレ監督が、あらためて生きる喜びを実感した体験を活かし、故郷シチリアを舞台に人生の素晴らしさを描いた作品。主人公・ペッピーノを中心に、1930年代から80年代までの世界のトピックを織り交ぜながら、家族の愛と絆、彼らを取り巻く様々な人々の人生模様が映し出されている。なお、「ペッピーノ」とは「ジュゼッペ」の愛称でもあり、トルナトーレ監督自身の半生と、彼の父親の人生を投影した物語ともいえるだろう。

音楽は、『ニュー・シネマ・パラダイス』と同じくエンニオ・モリコーネが担当。キャストには、『マレーナ』のモニカ・ベルッチ、フランチェスコ・シャンナ、マルガレット・マデらが名を連ねる。

日本国内での公開は、12月からシネスイッチ銀座、角川シネマ新宿で予定されている。

『シチリア!シチリア!』

2010年12月、シネスイッチ銀座、角川シネマ新宿にてお正月ロードショー
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
キャスト
フランチェスコ・シャンナ
マルガレット・マデ 
アンヘラ・モリーナ 
リナ・サストリ
配給:角川映画

(画像:©2009 MEDUSA FILM)

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