ケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰の劇団「ナイロン100℃」が、故・市川崑監督の映画『黒い十人の女』を舞台化することがわかった。同公演は、ナイロン100℃にとって初の映画原作の作品になる。
1961年に公開された映画『黒い十人の女』は、美しい妻を持ちながら多くの女と浮気するテレビプロデューサーの風松吉の周りで展開される愛憎劇。船越英二、岸恵子、山本富士子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子など豪華女優の共演で話題を集め、2002年には市川自身によるリメイク作としてテレビドラマ化もされている。
今回の舞台化は、上演台本・演出を手がけたケラリーノ・サンドロヴィッチの発案がきっかけになったとのこと。権利的な面での実現不可が危ぶまれたが、交渉の末に承諾を得ることが出来たという。
舞台『黒い十人の女~version100℃~』は来年5月20日から6月12日まで東京・青山円形劇場で上演される予定。風松吉役はもちろん、愛人役を誰が演じるのかも気になるところだ。
NYLON100℃ 36th SESSION 公演
『黒い十人の女~version100℃~』
2011年5月20日(金)~6月12日(日)予定
会場:東京 青山円形劇場
オリジナル脚本:和田夏十
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:
みのすけ
峯村リエ
松永玲子
村岡希美
新谷真弓
植木夏十
安澤千草
廣川三憲
藤田秀世
吉増裕士
皆戸麻衣
眼鏡太郎
ほか