安保条約と日米関係を、戦後の日本を代表する現代アーティストらのインタビューから問い直すドキュメンタリー映画『ANPO』が、9月18日から渋谷アップリンク、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国で公開される。
『ANPO』は、日本で生まれ育ったアメリカ人のリンダ・ホーグランド監督が、1960年の安保闘争を知るアーティストたちの証言と作品を通して、日本とアメリカの関係の問い直しを日本人に迫る作品。
作品内に登場するのは、横尾忠則、石内都、串田和美、会田誠、朝倉摂、加藤登紀子、東松照明、細江英公、石川真生、中村宏など、多くの現代アーティストや著名人達。それぞれの視点で安保条約や安保闘争をはじめ、熱かったその時代の日本をアーティストがどのように表現したのか、学生や労働者、主婦など様々な立場の人が参加した安保闘争の最大の原因について語っている。
映画の公開を記念したトークショーの開催も決定。初日9月18日にはリンダ・ホーグランド監督、朝倉摂、富沢幸男の3人が登場し、翌9月19日にはリンダ・ホーグランド監督、会田誠が対談を行なう。なお、横浜や大阪、沖縄でもイベントが予定されているので、詳細はオフィシャルサイトからチェックしよう。
沖縄の普天間基地の問題などに象徴される、根本的な解決に向わない日米の関係を、今一度見つめなおすきっかけになりそうだ。
『ANPO』
2010年9月18日(土)渋谷アップリンク、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国順次公開
監督・プロデューサー:リンダ・ホーグランド
撮影:山崎裕
編集:スコット・バージェス
音楽:武石聡、永井晶子
出演:
会田誠
朝倉摂
池田龍雄
石内都
石川真生
嬉野京子
風間サチコ
桂川寛
加藤登紀子
串田和美
東松照明
冨沢幸男
中村宏
比嘉豊光
細江英公
山城千佳子
横尾忠則
配給:アップリンク
『ANPO』公開記念トーク付き上映イベント
2010年9月18日(土)13:30の回上映後(開場は13:10)
出演:
朝倉摂
富沢幸男
リンダ・ホーグランド
料金:1,500円(予約可能)
2010年9月19日(日)13:30の回上映後(開場は13:10)
会場:東京 渋谷アップリンク・ファクトリー
出演:
会田誠
リンダ・ホーグランド
料金:1,500円(予約可能)
2010年9月20日(月・祝)19:30の回上映後(開場は19:10)
会場:東京 渋谷アップリンク・ファクトリー
出演:
阪本順治
リンダ・ホーグランド
料金:1,500円(予約可能)