疾走感溢れる映像とエモーショナルな演出で極道の世界に染まっていく若者たちの友情と絆を描いた人間ドラマ『モンガに散る』が、12月18日からシネマスクエアとうきゅう他にて全国公開される。
舞台は1980年代、台北一の繁華街・モンガ。商業の中心地として繁栄しながらも黒社会の抗争が絶えないモンガに母親と引っ越してきた高校生のモスキートは、転校初日に些細なことでクラスの不良グループに因縁をつけられてしまう。それをきっかけに、モンガで一番権力を持つ極道「廟口(ヨウカウ)組」の親分の一人息子で、校内勢力を仕切るドラゴンと彼の率いるグループに仲間として迎え入れられる。彼らは義兄弟の契りを交わし固い絆で結ばれていくが、街の利権を狙う新たな勢力がモンガに乗り込みはじめ、街に大きな抗争の波が押し寄せる。激しい抗争と陰謀に巻き込まれた彼らは、それぞれの想いを抱えながらも、この街を守ろうと戦い、やがて彼らは哀しい運命をたどることとなる。
監督は、俳優出身で『ビバ!監督人生!!』で初監督を務めたニウ・チェンザー。キャストには、ドラマ『ハートに命中100%』で大ブレイクを果たしたイーサン・ルアンと、ドラマ『ブラック&ホワイト』でF4のヴィック・チョウとダブル主演を務めたマーク・チャオら若手人気実力派俳優の2人から、『海角七号/君想う、国境の南』のマー・ルーロンと『九月に降る風』のリディアン・ヴォーン、『一年之初』のクー・ジャーヤンと、ベテランから若手まで実力派俳優が顔を揃える。
アジアの巨匠、ジョン・ウー監督らからも絶賛される本作は、『第83回アカデミー賞外国語映画賞』に台湾代表作品として選ばれ、2010年公開の台湾映画として本国で最高動員数を記録。舞台となった実在の街・モンガは一躍人気観光名所となるなど、社会現象まで巻き起こした話題作だ。
『モンガに散る』
2010年12月18日(土)より、シネマスクエアとうきゅう他にて全国ロードショー
監督:ニウ・チェンザー
キャスト:
イーサン・ルアン
ヴィック・チョウ
マーク・チャオ
マー・ルーロン
リディアン・ヴォーン
クー・ジャーヤン
配給:ブロードメディア・スタジオ
(画像:©2010 Green Days Film Co. Ltd. Honto Production All Rights Reserved.)