毎回あらゆるジャンルから個性派のゲストたちを招く、京都精華大学の公開トークイベント『Assembly hour講演会』。同イベントの2010年後期プログラムが9月からスタートする。
先陣を切るのは、鬼才ギャグマンガ家兼IT企業サラリーマンの田中圭一と、マンガ表現に関する独自の考察で知られる編集家の竹熊健太郎の2人。「誰でもマンガ制作ができる時代」の到来と、その際の作家のありようを考える。
以降は開催日順に、マンガと美術の両シーンを軽やかに行き来する横山裕一、グッチ、ヴァレンティノなど歴々たるブランドのクリエイティブディレクターを務めてきたアレッサンドラ・ファキネッティ、そして東京ストリートカルテャーのパイオニア的存在とも言える藤原ヒロシの講演が続く。最終回は、今年13年ぶりのソロアルバム『犬とチャーハンのすきま』をリリースした小説家・パンク歌手の町田康が務める。
5組いずれも、それぞれのフィールドで時代の作り手として独自の流儀を展開してきた強者たち。彼らの生の声にふれることのできる貴重な機会となる。この「集会」、聴講が無料なのも嬉しいポイントだ。
『アセンブリーアワー講演会 2010年後期』
会場:京都精華大学(京都・左京区)
申込:不要(無料・先着順)
『まったく絵を描かなくてもマンガが作れちゃう?! ~デジタル時代のマンガの未来~』
2010年9月30日(木)16:20~17:50
出演:
田中圭一(最低シモネタお下劣パロディー漫画家・IT企業取締役)
竹熊健太郎(編集家・京都精華大学教授)
『ネオ講義室 授業』
2010年10月22日(金)16:20~17:50
出演:横山裕一(漫画家・美術家)
『ファッションにおけるコミュニケーション』
2010年10月27日(水)16:20~17:50
出演:アレッサンドラ・ファキネッティ(クリエイティブディレクター)
※イタリア語での講演/逐次通訳付き
『藤原 ヒロシ―原点を語る』
2010年11月18日(木)16:20~17:50
出演:藤原ヒロシ
聞き手:鈴木哲也(「honeyee.com(ハニカム)」編集長)
『町田康トークイベント(仮)』
2010年12月2日(木)16:20~17:50
出演:町田康 (小説家・パンク歌手)
(画像上:横山裕一(撮影:野川かさね)、画像中:アレッサンドラ・ファキネッティ、画像下:町田康)