暗くも暖かい「不思議なJ-POP」、レミ街の2ndアルバムが10月にリリース

2010.10.04 Mon

名古屋の4人組ポップスバンド、レミ街（れみがい）が、10月15日に2ndアルバム『MusicaMusica』をリリースする。

今作はゲストミュージシャンとして、ドラムスにitoken（d.v.d）、ストリングスにイガキアキコ（たゆたう）、四家卯大、熊坂義人（福）、そして“Tracing Circle”の作詞にはLullatoneのショーン・ジェームス・シーモアが参加。

また、エンジニアにはDJ KRUSH、スパノヴァから西野カナ、木村カエラまで幅広い音楽を手掛けつつ、確固たる独自の世界観を持つ三好敏彦（HAL STUDIO）を迎えた。ジャケットは2006年にリリースされた前作『フェスタシエスタ』に引き続き北沢平祐（PCP）が担当している。

メンバーは各種ソロ活動やWebデザイナーとしても活躍しており、特にキーボードの荒木は、2009年にfredoricson（フレドリクソン）名義でのソロ1stアルバム『Misc』を、ausやentの作品を発表するpreco recordsよりリリース。同作はポストロック系サイト「Silent Ballet」でエレクトロニカアーティストとしては異例のArtist Of The WeekとTrack Of The Weekの2冠を達成している。

バンドの生演奏だけで制作された前作と異なり、今作では荒木が手掛けたエレクトロニカ・トラックと紅一点のボーカル深谷の中性的な歌声が見事にマッチし「空気公団meetsハー・スペース・ホリディ」とでもいうべき、暗くも暖かなポップソングが生み出された。