マーラーの「大地の歌」に挑むダンスと音楽、美しくも破天荒な「3つの別れ」

ベルギーを代表するダンス・カンパニー「ローザス」を率いるアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルと、フランス出身の振付家ジェローム・ベルがタッグを組んだ舞台『3Abschiedドライアップシート(3つの別れ)』が、 彩の国さいたま芸術劇場で11月6日、7日の2日間にわたり行われる。

同舞台は、今年生誕150年を迎えたマーラーの大作『大地の歌』の中で最も長大な最終楽章「告別」を題材にした作品。中国の孟浩然と王維の2つの詩を元にしたこの楽章は、日本でも馴染みの深いものといえるだろう。世界有数の現代音楽アンサンブル・イクトゥスによるシェーンベルク編曲の室内楽版の演奏とメゾ・ソプラノの独唱に、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルのソロ・パフォーマンスが組み合わさったことで新たなる世界が生み出され、従来にない意欲的かつ実験的な作品となった。

ローザス芸術監督を務め、長年ダンスと音楽の関係を探り続けてきたアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルと世界中で活躍するジェローム・ベルによる挑戦は、ダンスファンだけでなくクラシック音楽、現代音楽ファン必見の舞台だ。

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル+ジェローム・ベル+アンサンブル・イクトゥス
『3Abschiedドライアップシート(3つの別れ)』

2010年11月6日(土)、11月7日(日)
会場:埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
時間:各日とも15:00~(上演時間約90分、途中休憩なし)

演奏:アンサンブル・イクトゥス
音楽:グスタフ・マーラー(アルノルト・シェーンベルク編曲)『大地の歌』より最終楽章「告別」
指揮:ジョルジュ=エリ・オクトール
ダンス:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
メゾ・ソプラノ:サラ・フルゴーニ
ピアノ:ジャン=リュック・ファフシャン

料金:一般S席6,000円 A席4,000円 学生A席2,500円(全席指定)
※6日公演終了後、ジェローム・ベルによるポスト・トークを開催

愛知公演

2010年10月30日(土)17:00開演
2010年10月31日(日)14:00開演
会場:愛知県 愛知芸術文化センター 大ホール

静岡公演

2010年11月2日(火)19:00開演
会場:静岡県 静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ 中ホール

(画像:©Anne Van Aerschot)

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