いまや世界のトレンドリーダーの役割を担う存在となったオランダのデザインにフォーカスした企画展『オランダのアート&デザイン新言語』が、10月29日から東京都現代美術館で開催される。
1990年代からその前衛的なアプローチにより注目を集めたオランダデザインは、快適さや機能性を追求する20世紀デザインとは対極にある、まったく新しい価値観を提示してきた。コンセプチュアルと言われるそれらの作品は「環境と消費」「都市と社会システム」「歴史と文化の継承」など、今の時代を象徴する問題意識を下敷きに、作品を通して私たちに未来の選択を問いかけている。
同展では、歴代最年少の31歳でありながら『デザイン・マイアミ2009』のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマーティン・バースをはじめ、代表的なデザイナーとアーティストが参加。ユーモアに富んだ参加型のプロジェクトや、コミュニケーションや人とのつながりを促すメッセージを持った作品を紹介する。
時代の変化を背景に存在感を高めてきたオランダ・アートの数々は、鑑賞した者の生活感覚にダイレクトに化学変化を起こすほど刺激的な体験となるだろう。
CINRA.NETでは、『オランダのアート&デザイン新言語』の招待券を10組20名様にプレゼントいたします!
お問い合わせページのメールフォームより、件名を「オランダのアート&デザイン新言語」とし、お問い合わせ内容欄にお名前とご住所をお書き添えの上、お送りください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(なお、ご応募いただいたメールアドレス宛に CINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2010年11月2日)
『オランダのアート&デザイン新言語』
2010年10月29日(金)~2011年1月30日(日)
会場:東京都 東京都現代美術館
時間:10:00~18:00
出品作家:
マーティン・バース
マルタイン・エングルブレクト
テッド・ノーテン
タケトモコ
料金:一般1,100円 大学生・68歳以上850円 中高生550円 小学生以下無料
休館日:月曜日(1月3日、1月10日は開館)、12月29日~1月1日、1月11日
関連イベント
『アーティスト・トーク』
2010年10月30日(土)13:00~14:30
会場:東京都現代美術館 ホワイエ
出演:
マーティン・バース
テッド・ノーテン
マルタイン・エングルブレクト
タケトモコ
料金:無料
『MOT デザイン・バザール』
2010年11月20日(土)、11月21日(日)、11月23日(火・祝)
会場:東京都現代美術館 エントランス
『タケトモコ「ワークショップ:ストリート・コラージュ」とBig Issue シンポジウム「若者ホームレスの今」』
2010年12月19日(日)15:00~17:00
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂
発表者:
宮本みち子(放送大学教授)
稲葉剛(NPO 法人自立生活サポートセンター・もやい)
井村良英(NPO 法人「育て上げ」ネット)
雨宮処凛(作家)
タケトモコ
料金:無料(定員200名・先着順)
※シンポジウムのみ、ワークショップの詳細については未定のため東京都現代美術館ウェブサイトをご確認ください
シンポジウム
『オランダ・アート&デザインからの新・視点』
2011年1月15日(土)14:00~16:00
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂
ゲスト:
川上典李子(ジャーナリスト、21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレ
クター)
長坂常(建築家)
長谷川香苗(デザイン・ジャーナリスト)
モデレーター:
関昭郎(本展担当学芸員)
料金:無料(定員200名・先着順)
(画像上から:アトリエ・テッド・ノーテン 《リッペンズ・バッグ》 2005年 J.リッペン氏蔵 Photo: Ted Noten、スタジオ・マーティン・バース 《シェル》 2009年、マルタイン・エングルブレクト 《レストラン「レスト」》 2008年、タケトモコ 《ホームレス・ホーム・プロジェクト、 ピース・オブ・ホーム》(アムステルダム、ダム広場 2004年) Photo: Gert-Luc van Poelje)