現代美術作家・東野哲史の個展『WIG TWIG』が、東京・吉祥寺のArt Center Ongoingで11月10日から開催される。
東野は、武蔵野美術大学を卒業後、個展やさまざまな展覧会で精力的に作品を発表。最近では、アジア諸国の様々なレジデンスに参加するなど、その活動の幅を広げている。
自ら「非生産的生産活動家」と名乗る東野は、メロドラマのエンディングシーンをランダムに連鎖させた映像作品や、延々と眼鏡が往復する謎の装置、現在も進行中の「自らの鼻毛を成育するプロジェクト」など、 固定のジャンルにとどまらないバリエーションに富んだ作品を制作している。
普段から見知っているものを無意味に組み合わせることで生まれる彼の作品は、そこに新しい意味を吹き込もうとしているようにも見ることができる。そのおかしみと違和感のバランスは見る者の心に深い印象を残してくれるだろう。
個展初日には、ASA-CHANGによる『タブラボンゴナイト』も開催。先着40名となっているので、早めの予約がオススメだ。
東野哲史
『WIG TWIG』
2010年11月10日(水)~11月21日(日)
会場:東京都 吉祥寺 Art Center Ongoing
時間:12:00~21:00
定休日:月、火曜日
料金:無料
東野哲史『WIG TWIG』展開催特別企画
『ASA-CHANG のタブラボンゴナイト』
2010年11月10日(水)OPEN 18:30 / START 19:00
出演:ASA-CHANG
料金:前売2,000円 当日2,500円
定員:先着40名
オープニングパーティー
2010年11月13日(土)19:00~
Pre Ongoing School
2010年11月21日(日)15:00~
料金:1,500円 (ケーキとドリンク付)
定員:先着30名
(画像上:展覧会DM、画像中:『鼻毛人』2009 鼻毛、標本箱、脱脂綿、紙にインクジェット、画像下:『往復メガネ』1999 眼鏡、畳、建具金物、モニター、ビデオムービー)