現代の日本文化を代表する分野「メディア芸術」を読み解くイベント『メディア芸術オープントーク』が、東京・秋葉原の3331 Arts Chiyodaで11月27日に開催される。
デジタル表現や先端テクノロジーを用いたメディアアートだけでなく、エンターテインメント性の高い漫画やアニメ、ゲームなども含まれると定義されている「メディア芸術」。しかし、近年はテクノロジーの発展にあわせて、既存の文化ジャンルにとらわれない作品も多く登場しており、その境界は曖昧になっているといえる。
新シリーズとしてスタートする『メディア芸術オープントーク』は、メディアアート、美学、美術史、社会学などの分野で鋭い発言を続ける専門家4名をコア・フェローを招き、メディア芸術という新たな領域を多角的に読み解くための議論の場として行われるもの。
第1回となる今回は島本浣、藤幡正樹、吉岡洋の3名が登場。「『メディア芸術』ってよくわからないぞ」をテーマに、昨年に議論を呼んだ文化庁主導の国立施設「メディア芸術総合センター」や、この分野について国がどうやって関与するべきなのかなどを語る。
申し込み方法や詳細はオフィシャルサイト参照。なお今後の『メディア芸術オープントーク』は、東京をはじめ国内各地で開催が予定されている。
第1回メディア芸術オープントーク
『「メディア芸術」ってよくわからないぞ』
2010年11月27日(土)14:00~16:00(13:30開場)
会場:東京都 秋葉原 3331 Arts Chiyoda 地下1階 マルチスペース
スピーカー:
島本浣(京都精華大学芸術学部教授[美術史学])
藤幡正樹(東京藝術大学大学院映像研究科長・教授/アーティスト)
吉岡洋(京都大学大学院文学研究科教授[美学・メディア論])
定員:50名
メディア芸術オープントーク:コア・フェロー(五十音順)
島本浣(京都精華大学芸術学部教授[美術史学])
藤幡正樹(東京藝術大学大学院映像研究科長・教授/アーティスト)
吉岡洋(京都大学大学院文学研究科教授[美学・メディア論])
吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授/社会学)
※第1回イベントには3名のみ出演