ルーヴル美術館をテーマに描き下ろされたフランス語圏のコミックス、「バンド・デシネ=BD(ベーデー)」シリーズを紹介する展覧会『マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち』が、12月6日から神奈川・横浜のBankART Studio NYKにて開催される。
フランスでBDは「第九芸術」と呼ばれ、日本の漫画とはまた違った文化を発展させている。美の殿堂として世界に冠たるルーヴル美術館もその動向に注目しており、出版社のフュチュロポリス社と共同で、BD界を代表する作家にルーヴル美術館をテーマにした作品制作を依頼。単行本として出版するというプロジェクトを立ち上げた。
同展では、フランス、ベルギーのBD作家4名が取材を元に制作した、ルーヴル美術館が舞台の物語を展示。日本からは『ジョジョの奇妙な冒険』の作者でもある荒木飛呂彦が参加し、同シリーズの原画など約60点が一堂に会する。なお同展は、今年11月に京都国際マンガミュージアムで開催され好評を博した展覧会で、横浜にも巡回する運びとなったものだ。
『マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち』
2010年12月6日(月)~12月17日(金)
会場:神奈川県 横浜 BankART Studio NYK
時間:11:30~19:00(2010年12月17日は17:00まで)
料金:無料
(画像上から:荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI、ニコラ・ド・クレシー「氷河期」© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis、エリック・リベルジュ「奇数時間に」© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis、© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis © Musée du Louvre Éditions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI)